鳴門鯛 純米吟醸 LED 酵母 [本家松浦酒造] / Narutotai Junmai Ginjo LED Yeast [ Honke Matsuura Brewery] from saketaku

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saketakuというサービスを利用してみました。 始めて届いたのがこの徳島のお酒「鳴門鯛」。はじめて飲みましたが、和風のいかにも日本酒っていうラベルのイメージのわりに、日本酒とは思えない洋風なフルーティさ、初めて飲む味でした。日本酒というより白ワイン、和風ではなく洋風の料理に合う気がします。

詳細 / Details

saketakuというサービスでは鑑定書や専門家によるチェックリストが同封されていて、これまでこのサイトで詳細がわからなくていろいろ情報を探していましたが、まぁ大変。それが探さずにすんで、すごく便利です。が、それだとなんか、面白くないので、さらに、検索して情報をかき集めてまとめてみました。

蔵元名株式会社本家松浦酒造
徳島県鳴門市大麻町池谷字柳の本19番地
地域名徳島県
原材料名米(国産)、米麹(国産米)
原料米徳島県産山田錦(100%)
内容量720ml
精米歩合58%
特定名称純米吟醸
アルコール度数15~16度未満
日本酒度-7
酸度2.4
アミノ酸度1.6
使用酵母LED夢酵母
種麹黒判 純米吟醸
麹歩合20.0%
粕歩合30.0%
醪日数26日
仕込水阿讃山脈伏流水
仕込水硬度非公開

リンゴを連想させるフルーティーな香りと上質な酸味が白ワインを思わせる味わい。
阿波の国で作られた酒造好適米、山田錦を100%使用。徳島県立工業技術センターが開発した新酵母「LED夢酵母」と徳島県産山田錦で醸したオール徳島造りの純米吟醸をお楽しみください。

裏ラベルより

特徴的な香り

LED酵母由来のカプロン酸エチルによってリンゴのような華やかな吟醸香が支配しています。更に小ぶりで赤みのかかった花の香りもあり、非常にコケティッシュな印象です。

saketaku鑑定書より

リンゴというけど、リンゴリンゴしてはいないと感じました。
が、一口目は結構驚きました、あまりに予想もしないフルーティーさだったので。
これはなんだろう。リンゴもあるけどいろんなフルーティさが混じった、どれって言えない味です。南国のフルーツっぽくもあり。まぁ、酸味は間違いなく強い主張があった気がします。

このお酒に合う料理

<おすすめの肴>
オイルサーディン、ラクレット、ボンゴレビアンコ

裏ラベルより

ペアリングについて
酸度、アミノ酸度ともに強めの設定ゆえ、和食というよりも洋食 を視野に入れ、味わいに酸とボリュームのあるお料理を当て込んでいけると面白いでしょう。
アジフライにタルタルソースも添えてみましょう。同じ捉え方でエビフライも有りです。
エビの風味とこのフルーティーさがより一層の相性を見せてくれるでしょう。

saketaku鑑定書より

要するに、フライ系ならあいそうってことですかね。チーズやマヨネーズもあいそうですよね。クリーミーなものとか。
ということで、たまたま家にあった、うにクリームコロッケ(冷凍)で食べてみたところ、美味しくいただけました。
エビフライやアジフライも試してみたかったのですが、飲んでしまったので、また今度手に入ることがあれば一緒に飲んでみたいです。
うにクリームコロッケはうに好きな人お試しください。
結構いい方向に再現度いい方だと思います。

洋食やフライが合うと鑑定書に書かれているのにもかかわらず、一緒に送られてきたつまみが『小名浜食堂さんま甘露煮』だったんですが、最初、一緒に送られてきたんだから、このお酒に合うってことで入れられてるんだろうと思って一緒に食べてみましたが、ん~、合わないかな~…
正直、あんまり個人的に魚の甘露煮系は苦手で、少しは食べるけど、量があるといつまでも残って傷ませてしまうんですよねぇ…

小名浜食堂さんま甘露煮

商品特徴・味わいコメント

岩手県三陸沖で漁獲され、新鮮なまま急速凍結されたさんま原料を使用。

頭、尾、内臓を除去し、
食べやすい大きさにカットして
骨まで柔らかくじっくりと煮込みました。

保存料、化学調味料等は不使用です。

saketaku資料より

あまり好きではないジャンルのつまみでしたけど、おすすめされるだけあっておいしかったので結構食べましたが、やっぱり最後まで食べることができないうちに傷んでしまいました。(だってこのお酒に合わないので合うおつまみ食べて飲んでる間に時間がたってしまったんですよ。仕方ないですよね)
ですが、それも、保存料が入ってないためかと思います。いいことだと思います。

飲みごろ温度

ロック(0~5℃)
冷(5~12℃)
そのまま(常温)
ぬる燗(35~40℃)
お燗(40~55℃)

オススメの温度帯
リンゴの香りの立ち上がりは欲しいものの、酸とアミノ酸をバランスさせつつ楽しむ為、幾分低めの温度がいいでしょう。
10~12℃が一つの目安、さらに積極的にワイングラスを使ってもいいでしょう。より一層華を添えます。

saketaku鑑定書より

最初から保存方法は要冷蔵なはずなので、冷やしてほとんど飲んでしまいました。
常温でもいいんですね。
最初届いたとき、夏なのに常温で届いたのでいいのかなと思ったんですが、いいってことなのでしょうね。

LED夢酵母について

LED酵母ってなんでしょう?
日本酒とLEDってまったく結び付かないのですが…

https://www.itc.pref.tokushima.jp/01_service/info_160329LED.shtm

「LED夢酵母」は、徳島県工業技術センターが新たに開発にとり組んだもので、LEDの青みがかった光を照射し、2000回以上の実験を繰り返して品種改良した清酒酵母です。
従来の酵母と比べ、さらに果物のような軽やかな香り、爽やかな酸味が際立つ日本酒を造ることができます。新技術を活かした新しい日本酒の味をぜひお試しください。 
●徳島県立工業技術センター「LED夢酵母」
http://www.itc.pref.tokushima.jp/01_service/info_160329LED.shtm
 

鳴門鯛たのしいお酒ショップ

さらに、これは掲載していいのかわかりませんが、saketakuの鑑定書より抜粋してみます。

LED夢酵母

平成27年度から徳島県の酒蔵に限って領布され始めた酵母。
清酒酵母に紫外線LED光を照射して変異株を分離し、約1,900株の公募からお酒造りに適した酵母を選抜しています。

開発の由来は、きょうかい1801号というリンゴのような香りが旺盛な酵母の発酵力が弱く、使いづらいとの声が上がっていたためです。
香りの強さはそのままに発酵力の強い酵母が求められていました。
LED夢酵母には大きく分けて2種類のタイプがあります。
一つは発酵力も強くて酸が程よいもの。
もう一つは発酵力は強くなく(甘みが残りやすい)、酸が多く出るタイプです。
このお酒には後者の「甘酸タイプ」に仕上がりやすい株が使われています。
酸味の構成要素はリンゴ酸で爽やかな酸味が特徴的です。
冷やすと美味しく感じれる冷旨酸タイプになります。
いつも飲む日本酒には少ない爽やかな酸味を感じてみてください。

saketaku鑑定書より

日本酒造りっていうとアナログなイメージですが、この酵母の研究開発、LEDを使用するなど、結構ハイテクな、他にない作り方をされていますね。
昔の人には作れなかった、今どきの、今だからこそできたお酒でしょうね。
LEDがお酒造りに使われるなんて、LEDを作った人も予想もしなかったでしょうね…
LEDを使うことで生まれた味、今までの日本酒にはない味というか、LEDふうな味?になっていると思います。

酒蔵について

1804年(文化元年)  から続いている歴史ある酒蔵のようです。キャッチコピーには「創業二百余年 徳島最古の蔵元」と書かれています。
海外にも輸出したり、いろいろな賞を受賞したりしているみたいです。
酒蔵見学も無料で出来るみたいなので、徳島に行く機会があれば一度見学してみたいですね。

蔵の歴史、銘柄の由来
文化元年(1804)二代目松浦直蔵由往により創業される。
明治19年(1886)時の県令、酒井明氏と五代目松浦九平により、魚族の王、鯛の如く端麗優雅であるように
特に鳴門海峡に産する鯛は激流を遡り肉質が締まり脂が乗って美味であることから『鳴門鯛』と命名されました。

会社案内 |本家松浦酒造

saketakuについて

よくバナーを見かけていたので、一度試してみたかったんですよね。
最初知ったのは、何かのインタビューの記事だったと思います。
小さな酒蔵の方が販路を広げたいけどどうしたらいいだろうみたいなところから、若い方がITの力を使ってサービスを考えて、あまり知られていない美味しいお酒を広めるためにやっているというような記事でした。
私もお酒好きですし、その気持ちに同感だったので、応援したい気持ちがあってやってみました。


こんな感じでとどきます。
中身はこんな感じ。
こんな風な鑑定書が入ってます。
鑑定書の裏です。専門家の方のチェックリストのようです。

お酒についてのうんちくを読みたい人、知識として知りたい人にはすごく資料がまとまってて至れり尽くせりなサービスです。
ただ飲みたいだけの人や質より量の人にはちょっと合わないかもしれないです。結構値段もするので、ネットで検索すればある程度の情報は得ることができるので、saketakuでしか手に入らないお酒で、どうしても飲みたいと思わせるようなお酒とそれにマッチした肴、そして、このsaketakuのスタッフさんの対応がいいとか、専門家の方の説明を読みたいという方であれば、その値段を出して定期的に購入するのもいいかもしれません。
saketakuのファンならばって感じになってくるのではないかと思います。
私も最初、応援したい気持ちがあったので試してみたわけなので。
好き嫌いがでる趣向品ですから、絶対必要なものではないですし、好みによると思いますが、お酒好きな方は、一度、試してみてもいいのではないでしょうか。

From Editor

正直、ちょっと、自分が好きな日本酒っていう先入観をもって最初飲んでしまったので、がっかりとまではいかなかったですが、なんか違う、これは私が思う日本酒ではない気がする、っていう気持ちが強かったですが、こういう味もあるのか、と全く先入観なしに日本酒と思わずに飲んでみたらいいのかもしれません。
でも第一印象が大事なんですよね。
なんでこんな風に思ってしまったかと分析すると、一つはラベルが、和風というか、波に鯛、いかにも日本酒みたいなラベルだし、名前も『鳴門鯛』じゃないですか。そのイメージで飲むわけですよね。
それなのに、ワインっぽい、フルーティーさが口に入ってくる、それは違和感感じてもおかしくないと思うんですよ。
ギャップを狙ってるのかもしれませんが、私にはそれはうまく働きませんでした。
魚と思って食べてみたら和菓子のあんこの味だったみたいな、そういう和菓子ありますよね。そんな感じで口の中が裏切られた感じがするんですよね。
これが、ワインみたいなボトルに入ってて、シュッとしたラベルで英語の名前だったりしたら、すっとそのイメージで入ってきて美味しくいただけたかもわかりません。
でも、二回目からはこういうものだと思って飲んだので、心の準備ができていて、そのつもりで飲めるので、合わせる料理も洋風にして美味しくいただけましたが…

あとは、まぁ、これはお酒のレビューではなく、saketakuというサービスに対しての感想になるかと思いますが、一緒に同梱されてた肴は、このお酒に合わせて入ってると思ってたのにあってない気がしました。
どうせ一緒に入れてくれるなら、合うものを入れてほしかったです。
鑑定書にも洋風に合うって書いてるわけなので、オイルサーディーンが合うって書いてるならオイルサーディーンでいいじゃないですかね。
それと、ユーザに最初登録するときにアンケートか何かで お酒の好みを聞いてそれに合わせて送ってほしいですが、たぶん、 過去の他の人のレビューとかインスタとか見たら 、この時期はどの人に対してもこのお酒って感じなのかなと思いました。
オーダーメイド的なサービスではないんですね。
福袋的なんですね。何が入ってるかわからない感じ。
私はお正月とかの福袋は買う方ではないので、やっぱりお酒もつまみも、自分の趣味で選びたいみたいです。
これが届いてからそれがわかったので、そういう意味では一度試してみてよかったです。
私の場合、酒好きなのが周りの人にもわかってるので、どういうお酒が好き化もある程度知られているので、事あるごとにいろんなお酒をもらうし、県外に出張や旅行に行ったら必ず地酒があれば買って帰るので、家の中にお酒は常にあるので、飲みきれないでいます。もらったり買ったりするのも日本酒だけではないので。そのお酒がもう少し捌けてからまた頼もうかなと思いました。
サービス自体は面白い試みだと思いました。
ユーザー目線で言えばその地方でしか知られていない美味しいお酒や珍しいお酒が飲める、酒蔵サイドから見ればなかなか販路が広げられないところを遠くのお客さんにも広めることができる、ネットを使った新しいwin winのサービスで応援したい気持ちになりました。

ネットで買うなら / Online Shop